「人生の旨味は目的のための最善手の探求と実行にある」という命題は採用できればなかなか有用だが、あいにく「人生に究極の目的はない」という理屈的に硬い命題と相性が悪い。目的がないと、自分がとりうる各行動の価値が計れないので最善手という概念が成り立たない。だから第一の命題で定義される人生の旨味が手に入らない。こいつらをどうやって衝突させないように共存させるかが問題。