2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ラジオ版学問のススメ 清水真砂子さん(翻訳者、児童文学研究者)

どういう児童文学がいいものかって言う話で、「10歳ぐらいの子供たちには、生きるって素敵だよ、人間って素敵だよ、世界ってこんなに不思議だよってことをどんなに言っても言い尽くせないと思う。それでないと、子供って生きにくいと思う。小さいときには小…

本当に話したいことをちゃんと言葉にできた時っていうのはすごくうれしいし、その本当に自分が話したいことを他人が言葉にしてくれたときっていうのも同じようにとてもうれしい。非常に深い部分での満足感だ。これを味わうために今まで膨大な時間をおしゃべ…

podcast初体験

初めてpodcastをiPodに入れて聞いてみた。けっこういい。普通に自分の音楽ライブラリを聞いたりラジオを聞くのとは別の良さがある。音楽ライブラリを聞くのに対する利点 音楽以外のコンテンツが豊富にある点。iPodを使う時っていうのは車の運転中や道を歩い…

自分の思考のクセとして、どうも「個人の権利というものを周りの人より少なく見積もっている」というのがあるような気がした。どういうことかというと、まず「みんな自分の能力と利害に応じて、自由に動けばいいじゃん。で、成果も責任も自分のものだ。」と…

ミスター・ヴァーティゴ (新潮文庫)

理念なり事業なり一つのことに捧げてこそ人生は価値があるという考え方はよくわかるし、それを賛美するお話も数多くある。しかし自分のふところ具合や他人の都合や社会の変化なんかによってあっちへ向かったりこっちへ向かったり、その度に今までのことをご…

プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))

西暦1700年か、あるいはさらに遅くまで、イギリスにはクラフト(技能)という言葉がなく、ミステリー(秘伝)なる言葉を使っていた。技能を持つものはその秘密の保持を義務づけられ、技能は子弟にならなければ手に入らなかった。手本によって示されるだけだった…

ローマ人の物語 (12) ユリウス・カエサル ルビコン以後(中) (新潮文庫)

ローマ人の物語の感想は、フレーズをちょこちょこ引用してはそれに感想を付けるこまぎれメモのような形が向いてそう。全体の感想なんて壮大すぎて手に負えない。 人間の行動原則の正し手を、 宗教に求めたユダヤ人。 哲学に求めたギリシア人。 法律に求めた…

「社会の中の自分」という視点がなければ世の中に翻弄されてしまうと昨日書いたのだが、翻弄されるってのはちょっと違ったかも。ダルイウザイキモイの感情の中から逃れられなくなってしまうっていうほうが近そう。世の中は特定の個人を気持ちよくさせるため…

ドラッカー入門

えらく広範囲の内容がばらばらの細切れになって詰まっている感じ。1冊の本を読み終えたって感じがあまりしない。ドラッカーは学問分野じゃなくて1人の人間なんだから、1冊の本にまとめるとなればこうなるのは当然なのかも。組織重要。世の中動かしてるのは国…

小説を読むことや映画を見ることは、ネットサーフィンすることやエロを観ることなんかに比べてやりはじめるまでがおっくうに感じる。これらの違いはどこにあるのか考えてみた。前者のグループはやりはじめる前の段階ではどんな効用が得られるのかはっきりし…

姉夫婦が甥っ子を抱いて遊びに来る。まったく赤ちゃんというものは良く分からない理由で笑ったり泣いたりする。足をばたつかせるさまを見てご機嫌だねえと話しかけてみたり、抱き上げて窓の外を見せていい天気だねえと教えてあげたりしてみるが、子供様はま…