2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧
私は森見さんの小説に出てくる自信過剰で理屈っぽくて臆病な男子大学生が好きだ。好きすぎるので彼らの行動をたやすくまるごと肯定してしまい、結果的に小説のテーマをつかみ損ねてしまっているような気がしないでもなかった。でもこの小説に出てくる奴らは…
[読書]おとなの進路教室。 著者のズーニーさんは本当にていねいに考える、表現する、行動する、ということをやってきた人なんだなあと感心する。どのコラムも自分自身の正直な思いを掘り出して磨き上げたものだという感じが伝わってくる。ほぼ日のコラムは一…
「時間というのはその人の命の切り売りだから、社員には人間として成長してもらわないと時間を使わせている者(雇用している者)として申しわけなくてしょうがない」という話にぞくっとした。時間が人生そのものであるから無駄にしてはいけないという認識は…
モ・リ・ミ!モ・リ・ミ!これもおもしろいぞ!いやしかし、この乙女は良い乙女だ。女性としてリアリティがないなどという声もあるかもしれないが、これはこれでいいのだと思う。この話に必要なのは女性ではなく乙女だ。好奇心をみなぎらせ、常に感謝の念を…
手作りおもちゃで子供と遊ぶ話。パーソナリティの蒲田健さんがいつもより楽しそうだったのが印象的。子育てという彼自身の生活と問題意識に近い話だったからか。私自身は良いおもちゃとは、とかそのあたりの話がおもしろかった。 おもちゃはいじくれてこそお…
ああ、おもしろかった。間違いなく今年の読書のベスト3には入るだろう小説。読みながらふつふつと生命力が湧いてくるのが分かる。そうだった。自分はこうありたかったのだ。自分はこうあらねばならんのだ。俺は俺みたいな奴を俺もろとも喜ばせるために、もっ…
スティーブ・ジョブスが 私は持っているテクノロジーをすべて引き替えにしても、ソクラテスとの午後のひとときを選ぶね。 スティーブ・ジョブスの10の教え | Lifehacking.jp なんて言うもんだから、ソクラテスがどんな人物なのか気になって「ソクラテスの弁…
すごくおもしろかった。この作者の本は全部読もう。本家の文学作品は山月記と走れメロスしか読んだことがなかったんだけど、それ以外の3編もすごく楽しめた。でも本家を読んだことのある2編の方がより趣向が分かって楽しめたのは確か。他のも本家と読み比べ…