太陽の塔 (新潮文庫)

ああ、おもしろかった。間違いなく今年の読書のベスト3には入るだろう小説。読みながらふつふつと生命力が湧いてくるのが分かる。そうだった。自分はこうありたかったのだ。自分はこうあらねばならんのだ。俺は俺みたいな奴を俺もろとも喜ばせるために、もっと賢くなったりおもしろくなったり至らなさをうまいこと表現してごまかしたりできるようにならなければならん。


太陽の塔 (新潮文庫)

太陽の塔 (新潮文庫)