2006-01-01から1年間の記事一覧

ベン・ハー

漫画「逆境ナイン」で主人公の不屈闘志が「とりあえずこれだけは観てくれっ!そうしなければ心が通じ合えんっ!」と言って挙げた作品リスト(ベン・ハー、ロッキー(1,2)、七人の侍、巨人の星、仮面ボクサー)を真に受けて、ベン・ハーを観てみた。今「ローマ…

逆にやっぱ漫画のほうがいいなーって思えたところもある。まずは理屈のやりとり。やっぱりこういうのは文字ベースの方が自分の思考スピードに合わせてギアチェンジできたり、ちょっと印象的な台詞が出てきたらしばらく頭の中でころがしてみたりできていいよ…

「のだめカンタービレ」のドラマ最終回を最後のオーケストラ演奏シーンだけ見た。今まで気に入った原作の映像化作品を見てがっかりしなかったためしがないので今回もドラマはほとんど見てなかったのだが、今回のこのシーンはすごくいいと思った。千秋をはじ…

音楽は視覚を占有しない稀な娯楽で、そういう意味では競合するもののない独占的な地位を占めている。いくらゲームや映画が魅力的なコンテンツを作ったって、それが車の運転中や勉強中や掃除中に消費されるようになるとは思えない。裏を返せば視覚の行き場が…

極楽は、どういった具合にいいところなんだろう。願望と現実を一致させるという幸福のしくみを否定した人でもなおそこを目指す極楽というところには何があるのか。「娑婆のように辛くない」だけで十分に極楽なんだろうか。

日帰りバスツアーでお遍路体験をした。その中で30分ほど法話を聞く機会もあり、お遍路のルーツや真言宗の考え方の概要をざっと聞くことができた。素人向けに端折った話をまた端折るなら、「生きるって基本的に楽しいことじゃなくて辛いことだよ。でも、『こ…

ワードローブ管理ツールがあると便利かもしれない。持ってる服の写真と買った店や日付や値段、インナーやセーターなどの属性、あったかさなんかを登録しておく。で、それらの使える組合せをコメントや自己採点、ちょうどいいシーズンなんかと共に保存してお…

[読書]ローマ人の物語6,7 勝者の混迷

アフターダーク

「アフターダーク」を読む。この話全体がどういうテーマで何を言わんとしたかったのかはよく分からないが、さまざまなバックグラウンドを持つ登場人物たちがそれぞれの経験やそこから得た認識を話すところはどれも興味深く、表現も楽しいので満足。多分以前…

天満天神繁昌亭で寄席を見てきた。古典落語はネタの種類も限られていていわば既にネタバレしている状態らしいが、それでも成立する笑いってどんなんなんだ、とか100年200年経って社会が大きく変わっても同じように成立するお笑いってどういうもんだ、とかい…

充実して仕事をやれてるときっていうのはたいてい「理想の実現」をしていると感じ、逆に充実してないときはたいてい「課題の遂行」をしていると感じる。いや、理想の実現をしていると考えられるほどリアリティのある理想を持っているときは充実した仕事がで…

大阪市立美術館のプラド美術館展に行ってきた。美術館に入るの初めて、プラド美術館がスペインにあることも入場してから知るという経験なし予備知識なしの状態でも展示してある絵からは凄みのようなものを感じた。すげえすげえと興奮して展示を通り抜けたの…

[読書]夜のピクニック夜のピクニック (新潮文庫)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/09/07メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 150回この商品を含むブログ (644件) を見るいい小説だった。新書なんかは知りたかったことを知ることができるって…

悪魔のささやき (集英社新書)

悪魔のささやき (集英社新書)作者: 加賀乙彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/08/12メディア: 新書購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (40件) を見る 犯罪者や自殺未遂者が動機を問われて「自分でもどうしてあんなことしたのか分からない。悪…

シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス)

「シグルイ」を読んで圧倒される。命とはこういうものでもあったのか。一つの事に専心してその追求のためにあらゆる行動を決定する生き方と、物質的精神的社会的といったトータルな幸せの最大化を追求して柔軟に手段を選択する生き方の対比が最近気になるの…

「自分自身で納得済みのやるべきことがあって、生活がそれに律されていること」という状態を指す言葉が必要だと思った。それはとても幸せな状態だと思うのだが、自由とか可能性とかそういう逆側の言葉のキラキラさ加減に引っ張られてたびたびそっち側に傾い…

経済学的思考のセンス―お金がない人を助けるには (中公新書)

おもしろい。経済学の適用範囲ってこんなに広いんだな。社会とはインセンティブにしたがって行動する個人の集合である、という定義のもと、因果関係を解明してその辺のインセンティブを操作して世の中いい感じに変えちゃうぞーっていうのが経済学なのか。社…

突然目の前にぽとんと蚊が落ちてきたのを見た。なにげなく付けていた蚊取りマットにやられておちてきたらしい。こういうのってただの気休めじゃなくて本当に蚊を殺すんだな。殺意と呼ぶにはあまりに真剣味が足りない、自分のなにげないスイッチオンで本当に…

テルーの唄

asin:B000FAOCNQ 映画館でゲド戦記の予告編を見てその世界に一気に引き込まれ、「テルーの唄」のCDと前売り券を購入。CDシングルなんて買うの何年ぶりだろ。心を何にたとえよう、って不思議なつぶやきだな。鷹にせよ花にせよ、とても上手に例えられてるよう…

はてなTシャツ欲しい!はてなTシャツのページから、しなもん日記(id:hatenacinnamon)を発見。かわいいなー。犬といっしょの生活ってよさそうだな。犬をかわいいと思ったことは今までに何度もあるけど、犬を飼いたいと思ったことはこれまであまりなかった。犬…

姉が妊娠してるのだが、そのまだ見ぬ姪と遊ぶ夢を見た。子供を産み育てていくってことはいろんな話を聞けば聞くほど大変なことだと分かるのだが、それでも自分たちの身内に子供が生まれるのはやっぱりうれしいし、楽しみにしてるのだと実感した。自分の勝手…

カーズ(2)

物語もよかった。 テーマは一見「あくせくすんなよ、のんびりいこうぜ」っていうスローライフのすすめのようであるけど、実際は都会的な価値を否定することもないもっと現実的でバランスの取れたメッセージだったように思う。「異質な他人と関わり合うことで…

カーズ

あー、やっぱPixarの映画にハズレなし。満足。観る前は正直カッコ悪いと思ってた車たちがいまは素敵に見える。サントラも買ってしまったよ。一作ごとにグラフィックの凄さを見せ付けてくれるな。車のボディの質感、疾走する車の岩肌に映る影、流れていく木々…

悪人正機 (新潮文庫)(2)

吉本隆明さんの考え方で印象的だったのは、「働くってことはあんまりいいことじゃない」「二十四時間遊びが理想」とかっていう仕事論のあたり。自分の考えとは大分ちがうなあ。そりゃ労働こそが大事っていうのが極まっちゃって清く貧しくストイックに、って…

悪人正機 (新潮文庫)

吉本隆明と糸井重里の共著。といっても対談本ではなく、「生きる」ってなんだ?「教育」ってなんだ?などと糸井重里が出すお題に対し、吉本隆明が語るというスタイル。糸井重里っていう名前と悪人正機っていうタイトルに惹かれてこの本を手に取った私として…

マージンFXのひまわり証券さん、ニンテンドーDS Lite欲しい!Webブラウザも出るみたいだし。寝転がってちょこっと手軽にネットするのによさそう。

数学的思考法―説明力を鍛えるヒント 講談社現代新書

今日本人に求められている重要な力は、試行錯誤し粘り強く考える力と、自分の考えを相手に説明する力の2つである。数学の証明問題はその2つの力がいっぺんに鍛えられるので、数学の重要性は今ますます高まってきているのだ、という本。おもしろい部分は多…

「ぼくの地球を守って (1) (花とゆめCOMICS)」を読んだ。全21巻。男が読んでも面白い少女漫画って聞いてたんだけど、いまいち入り込めなかったなあ。20年前の漫画だし、しょうがないのかも。キャラの魅力をただ追っかけるには性別も年齢もターゲットから外れ…

UK WILDCATSっていうアメリカンフードの店に行ってきた。店の作りもBGMも料理もアメリカン。ジャンクな大盛り料理がいっぱい。山盛りの白飯やガーリックライスに肉っ気のせていろんなソースで味付け、って感じの料理が多い。料理全体の味を 素材の味 調味料…

転職を考え出してから、どうも仕事もプライベートもうまくやれてる感が少ない。うまく上機嫌になれないというか、目の前のことに明るく全力でぶつかれないというか、そんな感じ。何やってても、「大事なことはもっと他にある」っていう意識のせいか何割かパ…