2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

まずは部屋の掃除からだ、と思い処分する本を選別。整理しながらどれだけ自分が読んだ本のことを覚えていないかを思い知り、ちょっと切なくなる。何かを理解しようとか身につけようとか思って読み、読んだ時は唸らされたり感動したりしたはずなのに、今はそ…

「LifeHack Press」とGTDこと「仕事を成し遂げる技術」を買った。前者はざっと目を通し、後者はまだ手をつけたところ。没頭は、幸福の超重要パーツだと思う。夢や希望とかっていうのも、その先で得られる状態それ自体より、その過程で得られる質のよい没頭の…

「蟲師」を読む。 物語に触れる喜びって、世界の不可思議さ、手においきれなさ、理解できなさ、そういうものに対する喜びでもあるような気がする。きれいに抽象化された原則で世の中がスパッと説明付くようになる、そういう理解の快感こそがいわゆる読書の楽…

http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060323/p1 http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50428609.html自分としてはソーシャルネットワーキングというものにはうっすらいやらしさのようなものを感じてたんだけど、そういう部分も含めて、最近のネットワ…

「博士の愛した数式」を読み終わった。涙浮かべといてなんだが、小説としてはいまいち。やっぱりあれは反射神経が勝手に反応しただけだ。テーマがつかめなかった。ぼんやりとうすら甘いだけで何も残らない。世界が押し広げられるような感覚がない。きれいな…

十数ページだけ読んで半年ほど放置していた、「博士の愛した数式」をまた読みだした。記憶もおぼろげな半年前の続きだというのに、その物語世界に入り込んでわずか5分ほどでホロリときてしまった。博士が主人公に息子がいると知ってひどく取り乱して心配する…

ん、書いてはみたものの、理想の高さってどういうことだ。一般的なスケールのでかさというよりは、自分の好みだってことに近そうだ。自分の好みのミッションを、猛烈に、上手くやるのが魅力的だということになる。つまり、そうありえた一つの自分の理想のあ…

「ウェブ進化論」を読む。Googleかっこいい。人々の生活の向上も、世界の不平等の是正も、既得権益層への攻撃も、ぜーんぶ自分の技術一本でやってやるっていう誇りと正義感が少年漫画の主人公みたいだ。自分たちGoogleの技術者以外がやってる仕事なんて全部…

んー、こう考えると先に書いた「知的刺激を受け続けることこそ最重要」って書いたの、なんかちょっと違う気がするな。抽象度が中途半端で役に立たんっちゅうか。のだめカンタービレ(1) (講談社コミックスキス (368巻))作者: 二ノ宮知子出版社/メーカー: 講…

http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060304/1141431655 http://1101.com/darling_column/2006-02-14.html 好きなこと、興味あることに全精力を傾けて取り組んでいる状態の幸福量っていうのは、とんでもなくでっかい。一般的な収入だとか休日の多さだと…

「労働したくないから」という理由で株式投資をやる人がいるが、ただ金銭のためだけに、他に得るものもなく特に好きでもないことをやるという意味では、株式投資は普通の労働以上に退廃的だ。つらいのは金銭が自分の行動原理を支配してしまっていること自体…

ゆっくり考え事をする時間がないことの一番の弊害っていうのは、考えと自己分析を重ねて選びとった価値観より、「楽だ」「誰かが言ってた」などの安易な価値観の方が自分の中で重用されてくることだ。たとえ一つの価値観を選んでも、つまり志をたてても、忙…

俺もこいつのようになりたい、と思わせる人物に出会えるような物語にたくさん触れたい。俺が物語に求める一番のものはそれだ。

始祖鳥記 (小学館文庫)作者: 飯嶋和一出版社/メーカー: 小学館発売日: 2002/11/06メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 25回この商品を含むブログ (49件) を見る「始祖鳥記」を読む。久しぶりに小説を読んだが、いいもんだな。 人間に困難だが価値のある生き方…