テレビでカルロスゴーンが出てるのを見た。すごいな、ゴーンさん。ある社員がゴーンさんを評するに、「あの人は社員に対しても、社外に対しても言ってることが全然ブレないからすごくやりやすい」。ゴーンさん、成功する会社の条件を聞かれて、「透明であること。どんなビジョンを持ち、今何をやろうとしているのかが外からでも分かること」。それに好きな言葉が「透明性」だって。この質問にそんな言葉を持ち出してくるなんて初めて聞いた。「透明性」て。もうその答えだけでこの人は信用できるって感じ。ぱっとテレビの画面見た時、「あ、Mrビーンが出てる」とか思ったけど、もうこれから間違えたりしない。

ゴーンさんの言う透明性を確保するには、ビジョンだとか自分の考えだとかを、ちゃんと言葉にしておくっていうことが大事なんだな。で、その明確になったビジョンや原則から演繹的に一つ一つの行動を決定する。そして、その個々の行動とビジョンのつながりを強めることこそが「無駄を省く、コストダウン」なんだな。