友達の結婚パーティーに行ってきた。新婦さんとは初めて会ったんだけど、数時間のパーティーが終わるころにはもうだいぶ好きになってた。企画や参加者からのメッセージが新郎新婦の魅力のプレゼンテーションとしてうまくできてたんだな。知ってるはずの新郎の魅力もまた違った角度から照射されてて、これはいい夫婦が生まれたなって嬉しかった。世の中はちゃんと幸せになれるようにできてるっていう希望みたいなのがちょっと湧いた。

こんなふうに他人の魅力や心遣いを感じたり、そういうことでだいぶ単純に幸福感を感じたりできてしまうものだなと思った。世の中のしくみを変えるとか新しいものを作るとか、そういったものはもちろん人間の幸福にとって大事なんだけど、こんなふうに個々人が魅力ある人間になって目の前の人を喜ばせていくっていうのもやっぱり大事だよな。前者は広い範囲に影響して累積可能だったりするけど、すぐ結果を出せないし時間軸的に長持ちするもんだから積分的に幸福をいっぱい作っても体感としてはそうでもなかったり。後者は範囲が狭く累積もできないし時間的にも長持ちしないもんだけど、個人の体感幸福感の過半はこっちから得ていると思う。

これらの幸せ作りアプローチの対比が、「有能な夫と明るい妻」のモデルとだぶって見えた。