RAINBOWを少しだけ読んだ。

確立なんていいとこのボンボンが考えることだ。俺たちは毛ほどのチャンスにも必死で喰らいついていかないといけない。だから勇気こそがすべてなんだ。

ってのはいい言葉だと思った。期待値に従って行動するのが必ず主観的幸福を最大にする、というのは確かにあやしいものだと思う。期待値では説明しづらい人間の行動なんかも行動ファイナンスなんかではいろいろ報告されてるし。その非合理を、人間が期待値をうまく計算できないからだとか、各事象に対する幸福度の計量が間違ってるからだ、と期待値至上理論の中に回収することも確かにできるけど、そういう立場は実用性に結びつかないような気がするな。
RAINBOW 1―二舎六房の七人 (ヤングサンデーコミックス) 人はなぜお金で失敗するのか (日経ビジネス人文庫)