一般に,目的に向かって努力することの根拠には、目的自体の有用性と共に「自分がそれを目的と決めたから」というのがある。このタイプの推進力の強みは、m九滴達成の努力のうちにその目的の無意味性が分かったりしたときにも土台を失わないことだ。自分が決めたから、やる。自分は目的を達成できる存在なのだということの実証のために努力する。

成長すれば価値観は変わるし、知識を得ることで世界の見えかたは変わってくる。信じるものが例えひっくりかえされても、そのために努力した時間や経験、育んだ自身までいっぺんにひっくりかえされないことが大切だ。目的の有用性を行動の唯一の根拠として採用するのはそんな知的インパクトに対するリスクが高い。