おカネで世界を変える30の方法

働くってことは、より多くのお金を手にすることだけを目的に行われるものじゃない。何らかの形で世の中を良くしていくために行われるものでもある、と思う。また、自分の持っているお金は、投資によって働かせることができる。貯めたお金はただ眠らせておくだけじゃもったいないからしっかり働いてもらおう、とも思う。

この2つの考えがこの本で連結されて、「自分のお金にもリスクとか利回りばっかり気にさせるんじゃなくて、世の中を良くするという視点を加えて働いてもらおう」という考えが生まれた。世の中の役に立つようなお金の使い方、貯金、投資の仕方というのはどんなものがあるのか。この本にもフェアトレードNPOバンク、SRIファンドなどいくつかヒントになりそうなキーワードが紹介されていたが、自分でも調べて行きたいと思う。

NPOバンクって存在は今まで知らなかった。福祉や環境、地域社会のために活動するNPOや個人に出資する銀行らしい。この本の編集をしてる「エコ貯金プロジェクト」のサイトでも、その活動が紹介されている。
http://www.aseed.org/ecocho/

「まずは利息や配当収入だけで自分の生活がまかなえるという経済的自立を果たすべきで、人生を享楽的に楽しむにせよ他者に奉仕するにせよ、それらはその後の話」という考え方がある。でも、世の中ってそんな状況に到達した人たちだけの善意で足りるの?って思う。『Global Rich List』によると俺は世界の上位10%に入るようなリッチマンなんだから、今の段階でも何かできることはあるはず。

おカネで世界を変える30の方法

おカネで世界を変える30の方法